※ 本記事は広告を含みます。
費用・回数は各クリニックの公表料金に基づく執筆時点のものです。
効果には個人差があります。
結論から書く。
自毛植毛の「こんなはずじゃなかった」は、修正(リペア)手術で目立ちにくくできる場合があります。
ただし、使える後頭部の毛(ドナー)は一度採ると元には戻りません。
なので、修正の可否は「技術」より先に「ドナーがあと何本残っているか」で決まります。
修正相談では、前回の手術記録を持っていき、「どこを・何本で・何回で・残りのドナーはどれだけか」を数字で聞くこと。
この記事はそこまでを順番に整理します。
正直、植毛して1年近く経ってから「生え際が不自然かも」と思っても、誰にも言いにくいですよね。
家族には「やったの?」と聞かれたくないし、最初のクリニックに行くのも気まずい。
この記事は、その気まずさを抱えたまま、一人で調べている人に向けて書いています。
なお、編集部のメンバーは植毛手術を受けていません。
なので体験談は書きません。
書くのは、相談の場で確認すべきことと、判断の順番です。
「こんなはずじゃなかった」は3種類に分けて考える
修正の話をする前に、自分の不満がどれなのかを切り分けます。
ここが混ざったまま相談に行くと、話が「なんとなく不自然」で止まってしまいます。
1. 生え際が不自然
よくあるのは、生え際のラインが一直線すぎる、位置が低すぎて年齢と合わない、毛の向きがそろっていない、といったものです。
昔の手術で使われた大きめの株(数本〜十数本をまとめて植える方法)が残っていて、毛が束になって見える「プラグ感」が出ているケースもあります。
生え際は顔の印象に直結するので、本数はそれほど多くなくても気になりやすい場所なんだわ。
2. 密度が足りない
「思ったより薄い」という不満です。
ここは原因が複数あって、移植した株が十分に定着しなかった、植えた本数がそもそも計画として少なかった、植えていない既存の毛が術後も薄くなり続けた、のどれか(または組み合わせ)です。
3つ目は修正手術では止められません。
薄毛の進行そのものは別の話なので、ここを見落として追加の手術だけで埋めようとすると、また数年後に同じ不満が出るかもしれん。
男性型脱毛症の診療ガイドラインは、日本皮膚科学会が公表しています。
3. 後頭部の傷跡が目立つ
採取方法で傷跡の形が変わります。
頭皮を帯状に切り取る方法(FUT)なら一本線の傷、株を一つずつくり抜く方法(FUE)なら点状の傷が散らばります。
短髪にしたい人ほど、どちらも気になりやすい。
FUEで採りすぎると、後頭部全体が虫に食われたようにまばらに見えることもあります。

修正手術でできること・難しいこと
修正手術の中身は、大きく分けると「足す」「抜いて植え直す」「隠す」の3つです。
どれが選べるかは、残っているドナーの量と頭皮の状態で決まります。
不自然な生え際:抜いて植え直す、前に1本毛を足す
束っぽく見える株や、位置の低すぎる株を抜き取り、1本〜2本単位の細かい株に分けて植え直す方法があります。
抜き取らずに、不自然なラインの前側に細い1本毛を足して境目をぼかすやり方もあります。
ただ、低すぎる生え際を「上げる」のは簡単ではありません。
抜き取った跡に小さな傷が残る可能性があるので、「どこまで抜いて、跡はどうなるのか」は必ず聞きたいところです。
密度不足:ドナーの残り次第
密度を上げるには基本的に本数を足すしかないので、ここが一番ドナーの残量に左右されます。
既存の毛の間に植えると、その既存の毛を傷めるリスクもある。
なので「何本足せば、どの範囲がどう見えるか」を具体的に説明できるかどうかが、クリニックを見る一つの目安になります。
後頭部の傷跡:隠す方法がいくつかある
線状の傷跡には、傷跡そのものに毛を植える方法、傷跡を切り直して細くする方法、頭皮に医療用の色素を入れて短髪の毛穴っぽく見せる方法(SMP=頭皮アートメイク)などがあります。
傷跡部分は血流が悪く、移植毛が定着しにくいこともあるので、1回で終わる前提で考えないほうが無難です。
国際毛髪外科学会(ISHRS)は2025年10月の発表で、会員調査(2024年)として「無資格の闇クリニックでの植毛が原因の修正症例の割合が平均10%(2021年は6%)」と報告しています。
修正が必要になった症例では、1回で直らず複数回かかることもあると同学会は注意を呼びかけています。
海外で安く受けた人は、特にこの点を頭に入れておきたいところです。
修正の方法を並べるとこうなる
| 方法 |
費用の見え方 |
特徴 |
向いている人 |
| 他院修正を扱う植毛クリニックで再手術 |
株数・範囲で個別見積もり(公表の定額プランが修正に使えるかは要確認) |
抜去・植え直し・追加移植を組み合わせられる。 ドナーを使う |
ドナーに余裕があり、生え際や密度を手術で整えたい人 |
| 最初に手術したクリニックで相談 |
保証制度の有無で大きく変わる |
手術記録がそろっている。 無償・減額の対象になるかは契約次第 |
術後の経過が浅く、まず保証の範囲を確かめたい人 |
| 手術以外で隠す(SMP・ヘアピース・薬による進行対策) |
方法ごとに別料金 |
ドナーを使わない。 進行の対策は医師の処方が必要 |
ドナーが少ない人、傷跡を目立たなくしたい人、既存の毛の薄毛が進んでいる人 |
費用はあえて数字を並べていません。
修正は範囲も株数も人ごとにばらばらで、公表されている料金表をそのまま当てはめられないことが多いからです。
見積もりは必ず書面でもらって比べてください。
ドナーが減ったあとの判断
ここが一番つらいところだと思う。
後頭部から採った毛穴は再生しないので、1回目でたくさん採っているほど、修正に回せる量は減ります。
採りすぎた後頭部からさらに採ると、今度は後頭部が薄く見えるリスクが出ます。
ドナーが少ないときは、次の順で考えるのが現実的です。
- まず、一番気になる1か所(多くは生え際)に絞る
- 後頭部をこれ以上薄く見せない範囲で、採れる本数を医師に見積もってもらう
- 足りない分は、SMPや髪型で「隠す」方向も並べて比べる
- ヒゲや体毛を使う方法もあるが、扱うクリニックは限られ、毛質も違う。
選ぶなら説明をよく聞く
全部を元通りにしようとすると、ドナーを使い切ってしまう。
「どこを諦めて、どこを守るか」を決めるのが、修正相談の本題なんだよね。

修正相談に持っていくもの・聞くこと
修正相談で一番もったいないのは、手ぶらで行って「とりあえず見てみましょう」で終わることです。
前回の情報があるほど、医師はドナーの残りを推測しやすくなります。
持っていくもの
- 前回の手術日・クリニック名・採取方法(FUT/FUE)
- 移植した株数と本数(手術記録・同意書・領収書に書かれていることが多い)
- 術前・術後の自分で撮った写真(他人に見せる用ではなく、医師に経過を伝える用)
- 今飲んでいる薬・塗っている薬の名前
- 前回クリニックの保証・再手術の規定が書かれた書面
記録が手元にないなら、前のクリニックに開示を頼めます。
気まずいのは分かります。
でも、自分の診療記録を求めるのは患者として普通の手続きです。
聞くこと
- 後頭部に、あと何株くらい採れる見込みか(後頭部を薄く見せない範囲で)
- 今回の修正で何株使い、どの範囲をどう変える計画か
- 抜き取りをする場合、跡がどう残るか
- 修正が1回で終わらない可能性と、その場合の費用
- 仕上がりを判断するのは術後いつ頃か
- 既存の毛の薄毛は進んでいるか、その対策をどうするか
- 見積もりに含まれないもの(麻酔・薬・再診など)は何か
答えが「大丈夫ですよ」だけで、株数や範囲が出てこない場合は、その場で契約しないほうがいい。
押し切られそうなときの対応は、無料カウンセリングで契約を迫られたときの断り方も参考にしてください。
1院だけで決めず、2〜3院で同じ質問をすると、説明の具体性の差がはっきり見えます。
悩み別・次にやること
術後の経過がまだ浅く、生え際がなんとなく気になる人
移植毛は術後すぐには判定できません。
まずは執刀したクリニックで「いつ判定するか」と保証の範囲を確認するのが先です。
生え際や密度を手術で整えたい、ドナーにまだ余裕がありそうな人
植毛専門院のカウンセリングで、残りのドナーと修正計画を数字で出してもらいましょう。
選択肢の一つとして、東京植毛クリニックは植毛専門のクリニックです。
ただし、他院修正の扱いや、定額プランが修正手術に使えるかは、この記事の執筆時点では確認できていません。
相談の予約時に先に聞いてください。
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※ 「149万円〜」はリンク先広告の表記です。
税込か税抜か、適用条件は公式サイトで確認してください。
後頭部の傷跡や、ドナー不足が気になる人
手術だけで考えず、SMPや髪型で隠す方法も並べて比べるのがおすすめです。
植毛とSMPの違いは、自毛植毛とSMPの費用・効果・後悔ポイントの比較で整理しています。
既存の毛の薄毛が進んでいるなら、手術より先に皮膚科やAGAクリニックの医師に相談してください。
薬での進行対策を検討するなら、AGA治療を始める前に知っておくべき7つのことを先に読んでおくと判断しやすくなります。
この記事の要点
- 不満は「生え際」「密度」「傷跡」の3つに分けてから相談する
- 修正できる範囲は、残っているドナーの量でほぼ決まる
- 前回の手術記録を持っていき、株数・範囲・回数・残りのドナーを数字で聞く
- ドナーが少ないなら、守る場所を決めて、手術以外の方法も比べる
修正するかどうかの判断は、必ず医師と相談したうえで決めてください。
よくある質問
Q. 他院で受けた植毛でも修正の相談はできますか?
A. 他院修正を受け付けているクリニックはあります。
ただし受け付けるかどうか、費用の出し方はクリニックごとに違うため、予約時に「他院で受けた植毛の修正相談」だと伝えて確認するのが確実です。
Q. 修正は1回で終わりますか?
A. 1回で終わるとは限りません。
傷跡への移植など定着しにくい条件もあるので、複数回になる可能性と、その場合の費用を最初に聞いておきましょう。
Q. 前のクリニックの記録がないと相談できませんか?
A. 記録がなくても相談自体はできます。
ただ、採取方法や株数が分かるほどドナーの残りを推測しやすくなるので、前のクリニックに記録の開示を頼む価値はあります。
Q. 植毛の失敗で後頭部が薄くなりました。
また生えてきますか?
A. 採取した毛穴は再生しないため、採った部分がそのまま戻ることは期待しにくいです。
目立ちにくくする方法(SMPなど)はあるので、医師に相談してください。
※本記事は一般的な健康・美容情報であり、医療行為や診断・治療の代替ではありません。
AGA・薄毛・ED等の治療や服薬は医師の診断のもとで行ってください。
効果には個人差があります。
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