※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。各サービスの評価はあくまで個人の体験に基づくものであり、効果には個人差があります。
結論から書く。
ヒゲ脱毛の中途解約は法律で返金が保証されている。計算式は「未消化分 − 解約手数料」で、手数料の上限は5万円か未消化分の20%のうち安いほう。
一方でAGA治療の中途解約は、法律の保護がそもそも効かない。同じ「男の美容クリニック」なのに、ここが完全に別ルールになってる。
自分はAGA治療3年目、脱毛は途中解約を1回やってる。
そのとき何も知らずにクリニックに電話して、「解約手数料5万円です」と言われて素直に払いそうになった。
残ってた金額を計算したら、法律上の上限は2万4千円だった。
危うく2万6千円損するところだったんだわ。
この記事は、契約する前に読む前提で書いてる。
契約したあとに読む記事じゃない。

返金額の計算式はこれだけ。実額でシミュレーションする
難しく考える必要はない。式はひとつ。
返金額 = 未消化分の金額 − 解約手数料
「未消化分」は、契約総額のうちまだ受けてない施術の対価。
6回コースで2回打ったなら、残り4回分。
ここで注意なのが、クリニックによっては「1回あたりの単価」を契約書で高めに設定してることがある点。
6回15万なら1回2万5千円が素直な計算だけど、規約に「初回は◯万円として計算」と書いてあるケースがある。
契約書のここを見ずにサインすると、後から効いてくる。
ケース1:ヒゲ脱毛6回15万円、2回消化して解約
- 未消化分:150,000円 ×(4回 ÷ 6回)= 100,000円
- 解約手数料:5万円 と 100,000円の20%=20,000円 → 安いほうの20,000円
- 返ってくる金額:100,000 − 20,000 = 80,000円
自分が引っかかったのがこのパターン。
「手数料5万」とだけ言われると、そういうものかと思っちゃうじゃん。
違う。5万円は上限であって、定額じゃない。残額が少ないほど手数料も安くなる。
ケース2:全身+ヒゲ40万円、5回中1回だけ消化
- 未消化分:400,000円 ×(4 ÷ 5)= 320,000円
- 解約手数料:5万円 と 320,000円の20%=64,000円 → 安いほうの50,000円
- 返ってくる金額:270,000円
金額がデカい契約だと、今度は5万円のほうが安くなる。
残額25万円あたりが分岐点。それより上なら手数料5万で頭打ち、それより下なら20%計算になる。
ケース3:契約したけどまだ1回も打ってない
施術を1回も受けてない状態(役務提供開始前)なら、手数料の上限は2万円。
15万円の契約なら13万円戻る計算になる。
さらに契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリングオフが使える。
この場合は手数料ゼロ、全額返金。すでに施術を受けてても関係ない。
勢いでその日に契約しちゃった人は、まず8日をカウントしてほしい。
ここが本題。特商法が効く契約と、まったく効かない契約
上の計算式が使えるのは、その契約が特定継続的役務提供に当たる場合だけ。
条件は2つで、両方満たす必要がある。
- 契約期間が1ヶ月を超える
- 契約総額が5万円を超える
ヒゲ脱毛の複数回コースは、まず間違いなく両方満たす。だから守られる。
対象となる役務の範囲や中途解約の規定は、消費者庁の特定商取引法の解説ページで一次情報として確認できる。
問題はここから。
2017年12月に美容医療が特商法の対象に追加されたんだけど、対象になった施術は5つだけと決まってる。
- 脱毛
- にきび・しみ・そばかす・ほくろ等の除去
- しわ・たるみの症状の軽減
- 脂肪の減少
- 歯の漂白
この中に「発毛」「育毛」「植毛」が入ってない。
つまりAGA治療は、内服も外用も、注入系も植毛も、この5類型に該当しないと整理されている。
中途解約したときに戻る金額は法律ではなく、そのクリニックの規約が全部決めることになる。
自分がAGAクリニックのカウンセリングで「1年分まとめると月あたり安くなります」と言われたとき、正直めちゃくちゃ心が動いた。
でも一括前払いの1年契約って、法律の解約権がない世界で12ヶ月分の金を先に渡すってことなんだよね。
気づいてからは、まとめ払いの提案は全部保留にして帰るようにしてる。
契約タイプ別の取扱い一覧
クリニックの名前で覚えるより、契約の型で覚えたほうが応用が効く。
下の表は法律上の取扱いをまとめたもので、実際の手数料額は各社の規約が優先される(法定上限より読者に有利な設定にしてる社もある)。
※ 2026年8月時点の法令に基づく整理。実額は必ず契約書面で確認してほしい。
| 契約タイプ | 特商法の中途解約権 | クーリングオフ | 解約手数料の法定上限 | 該当する例 |
|---|---|---|---|---|
| 医療ヒゲ脱毛・全身脱毛のコース | あり (1ヶ月超・5万円超) |
8日間 | 開始後:5万円 or 未消化分20%の低いほう 開始前:2万円 |
ゴリラクリニック、メンズリゼ、湘南美容クリニック等の回数コース |
| エステ脱毛(サロン)のコース | あり (1ヶ月超・5万円超) |
8日間 | 開始後:2万円 or 未消化分10%の低いほう 開始前:2万円 |
医師のいないメンズ脱毛サロン各社 |
| AGA内服・外用の長期処方 | 対象外 | 原則なし | 法定上限なし(規約次第) | AGAスキンクリニック、湘南美容クリニックのAGA部門等 |
| オンライン診療の定期配送 | 対象外 | 原則なし | 次回発送前の解約連絡で止まる形が主流 | クリニックフォア、DMMオンラインクリニック等 |
| 注入治療・植毛の複数回パック | 対象外の整理が有力 (5類型に不該当) |
原則なし | 法定上限なし(規約次第) | メソセラピー系、自毛植毛の複数回契約 |
表を見ると分かるんだけど、脱毛は法律が守ってくれて、AGAは自力で守るしかない。
同じクリニックの中でも扱いが割れる。ここが一番の落とし穴だと思ってる。
だから自分は、AGAだけは月払いで解約自由な形から入った。
オンラインなら初診から処方まで自宅で完結するし、合わなければ次回発送前に止めればいい。
実際にクリニックフォアのオンライン診療を使ってみたときは、定期便の解約タイミングだけ最初に確認しておいた。
発送準備に入ると1回分は動かせないから、そこだけ注意な。
本当に怖いのは「解約したのにローンだけ残る」パターン
これ、自分の知り合いが実際にやらかしてる。
30万円のコースを医療ローン(信販会社との立替払契約)24回払いで組んで、6回目で解約した。
クリニックには電話して解約の手続きをした。ここまではOK。
でも信販会社には何も連絡しなかった。
結果、翌月も普通に口座から引き落とされて焦ることになった。
構造としてはこう。
クリニックとの契約と、信販会社との立替払契約は別々の契約。
クリニックは信販会社からすでに全額を受け取ってる。
だから解約の意思表示は両方に出す必要がある。片方だけだと片方は生きたままなんだわ。
やるべきことは3つ。
- クリニックに書面で中途解約の通知を出す(言った言わないを防ぐため、簡易書留か特定記録で控えを残す)
- 信販会社にも解約した旨を連絡し、精算処理を依頼する
- 返金がローン残債への充当なのか、口座振込なのかを確認する
そもそもローンを組むかどうかで迷ってる段階なら、AGA治療の医療ローン・分割払いの比較で総支払額と回数の目安を先に見ておくといい。組む前に条件を把握してるほうが、解約時の処理も明らかにラクになる。
もう一つ知っておいてほしいのが支払停止の抗弁。
分割払い(2ヶ月以上かつ3回以上)で契約していて、クリニック側に問題があるのに解決しない場合、割賦販売法にもとづいて信販会社への支払いを止める主張ができる制度がある。
逆に言うと、一括払い・ボーナス一括・2回払いはこの保護の対象外。
「金利かからないから」で一括にした結果、揉めたときの武器がなくなるケースがあるってこと。
話がこじれたら、自分で抱えずに消費者ホットライン188に電話するのが早い。
最寄りの消費生活センターにつながって、事業者との間に入ってくれる。無料。
この記事は法律の一般的な整理であって、個別の契約の判断は契約書面と専門機関に確認してほしい。
契約前のカウンセリングで、これだけは聞いておけ
カウンセリングって、正直こっちが緊張してるから聞くべきこと飛ぶんだよね。
自分は初回、金額と痛みの話しか聞かずに帰った。解約の「か」の字も出さなかった。
だから今はスマホのメモに貼って持っていってる。
- 「中途解約したときの計算方法を、書面のどこに書いてありますか」と聞いて実物を指してもらう
- 1回あたりの単価をいくらで計算するのか(コース総額 ÷ 回数と一致してるか)
- コースの有効期限(期限切れで消化扱いになると未消化分がゼロになる)
- 解約手数料以外の名目(事務手数料・キャンセル料)が別途あるか
- ローンを組む場合、信販会社名と解約時の連絡先
これは解約まわりに絞った5つで、AGA側で聞くべき項目はまた別にある。AGAクリニックの無料カウンセリングで聞くべき5つの質問と一緒にメモへ入れておくと抜けがない。
この5つを聞くと、対応で相性がわりと分かる。
淡々と書面を開いて説明してくれる所は信用できる。
「解約する人いないですよ〜」で流してくる所は、自分は一旦持ち帰るようにしてる。
ちなみに脱毛で複数社のカウンセリングを回ったとき、メンズリゼとゴリラクリニックは無料カウンセリングだけで契約せず帰ることもできた。
その場で決めなくていい。持ち帰って規約を読む時間を作ったほうが、結果的に安く済む。
※ 個人の感想です。対応は院・担当者によって差があります。
あなたの状況別・次にやること
すでに契約済みで、契約から8日以内の人
→ 何よりまずクーリングオフ。書面(またはメール等の電磁的記録)で通知を出す。理由は不要、全額返金が原則。
脱毛コースを検討中で、解約リスクが不安な人
→ 医療脱毛は法律の解約権が効くので、回数コースでも過度に怖がらなくていい。契約書の単価計算と有効期限だけ確認して、ゴリラクリニックなどの無料カウンセリングで実物を見せてもらうのが早い。
AGAをこれから始める人・続けるか迷ってる人
→ 法律の解約権がない領域だから、まとめ払いより月単位で止められる形を優先したい。オンライン診療の定期配送は解約のハードルが低い。各社の料金体系と解約タイミングの違いはAGAオンライン診療5社の比較にまとめてある。対面で相談したいなら湘南美容クリニックのような大手で、まず短い契約から試す手もある。
薬の適否や副作用については必ず医師の判断を仰いでほしい。
よくある質問
Q. 解約手数料は必ず5万円取られるんですか?
A. いいえ。5万円は法律上の上限で、未消化分の20%のほうが安ければそちらが上限になります。残額が25万円を下回るなら20%計算のほうが安くなる計算です。
Q. AGA治療の1年分をまとめて払いました。途中でやめたら返ってきますか?
A. AGA治療は特定継続的役務提供の5類型に含まれないため、特商法の中途解約権は及びません。返金の可否はクリニックの規約次第です。まず契約書面の返金条項を確認し、納得できない場合は消費者ホットライン188に相談してください。
Q. コースの有効期限が切れました。未消化分は返ってきますか?
A. 期限切れ後は「役務提供期間が終了した」扱いになり、中途解約の主張が難しくなるのが一般的です。期限内に解約通知を出すのが鉄則。有効期限は契約時に必ず確認してください。
Q. クリニックが「規約で返金なしと決まっている」と言ってきました。
A. 特定継続的役務提供に当たる契約なら、中途解約を認めない特約は法律上無効とされます(医療脱毛は該当)。ただしAGA治療は対象外なので同じ主張はできません。判断に迷ったら消費生活センターへ。
Q. 解約したらローンの支払いも自動で止まりますか?
A. 自動では止まりません。クリニックと信販会社の両方に連絡が必要です。片方だけだと引き落としが継続します。
まとめ
返金額は「未消化分 − 解約手数料」。
医療脱毛なら手数料の上限は5万円か未消化分20%の安いほう、エステ脱毛なら2万円か10%の安いほう。
そしてAGA治療にはこの計算式が適用されない。
正直、契約前にここまで考える人は少ないと思う。
自分もそうだった。カウンセリングで舞い上がって、規約なんて一度も開かなかった。
でも解約を経験してから分かったのは、解約条件を確認する人には最初からちゃんとした条件が提示されるってこと。
いきなり契約する必要はない。
無料カウンセリングは、施術内容だけじゃなく契約書面を読ませてもらう場として使えばいい。
気になってるクリニックがあるなら、まず1社。持ち帰って比べてからでも遅くない。
※ 本記事は2026年8月時点の法令・制度に基づく一般的な整理です。個別の契約内容や解約可否については、契約書面および最寄りの消費生活センター・弁護士等の専門家にご確認ください。体験に関する記述は個人の感想であり、効果や対応には個人差があります。

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